紅白戦スタート
活躍すれば即Aチーム合流という条件で新入団生のみの紅白戦がスタート!
条件が条件なだけに全員かなりの気合いが入っており、そんな中ファーストシュートは冨樫で後方から強烈なミドルシュートを放つが惜しくもポスト直撃。
それを見た葦人は冨樫に向かってDFだからDFに集中しろというが冨樫は短い時間で結果を見せるには結果が全てだといい一蹴する。
バチバチの中葦人は結果を出すために、攻守に動き橘からボールを奪いドリブルで仕掛け、前線の遊馬へパスし、その後まさかのバイタルエリアで歩いて移動し、全員驚く。
歩いていることに驚いたDFは足が止まり葦人との距離が縮まった瞬間の葦人がダッシュし抜け出し、遊馬からのリターンを受け葦人がゴールを決める。
葦人がいきなり強烈なインパクトを残すが、望コーチは葦人にユースからプロになれない決定的な欠陥があるという。
リスタートしその後も攻める葦人のチームだが葦人のマークが朝利に変わり、朝利に1対1を仕掛けるもあっさりボールを奪われる。
その後何度も挑むも朝利に敗れ続ける葦人。
それを見た花が個人技はこれからつけていけばいいからなぜ通用しないのかと聞くと横にいた海堂電気の娘が戦術が葦人には備わってないという。
それを聞いた望コーチはその通りだといい、葦人には戦術を実行できない欠陥があることがわかった。
しかし花が反論するとチーム戦術ではなく個人戦術つまり考えてプレーすることができないというものだった。
現に紅白戦が進んでいく中で葦人は昇格生のプレーの意図がわからず足を引っ張っており、さらにラスト5分ぐらいから葦人をいないものとして他の選手がプレーしていた。
しかし葦人はなんとかその輪に加わろうとするも、遊馬にそこに立っとけと言われ、葦人以外のメンバーで攻撃を成り立たせ得点を奪う。
このプレーで葦人が点を取るために自身をハブいたことに気づかされ絶望し、無情にも紅白戦が終了する。
紅白戦終了後
紅白戦終了後遊馬がAチームに上がることとなった。
葦人は1人ベンチで紅白戦の出来を反省し、全く通用しなかったことについて考えていたが何が悪かったのかがわからず初めての体験でかなり悔しっがているところに青井君と声をかけてきた人物が現れる。
その声を聞いた瞬間葦人は身震いするほどの寒気を感じていた。
話しかけてきた人物は阿久津であり、薄気味悪い笑顔で葦人に合格おめでとうというが葦人は睨みつけるような顔で対応する。
阿久津は上で紅白戦を見ていたことを告げ、葦人にセレクションから何も変わってねえな、なんで合格したんだよ、下手をうつさないように3年間隅でボールを蹴っておけと胸ぐらを掴みながらいい最後には葦人を投げ飛ばす。
嫌味を言われてさらに投げ飛ばされた葦人は這いつくばりながら、這い上がってやるというも阿久津が親も馬鹿だな、才能のない息子に投資してと言ってき、それに対し葦人はキレ気味に親は関係ないだろと反論する。
しかし阿久津は親が金出してんだろと肩を蹴りながら言い、さらにユースに来たらなんとかなる、誰かが教えてくれるだろと言うと葦人は自身の覚悟が甘いものであったことに気付かされる。
阿久津に覚悟の甘さを気付かされた葦人はそのまま望コーチの元へ行き、自分に足りないものを一から教えてくださいと頼みにいく。
止めて蹴るの習得に向けて
場面は変わり夜になり海堂と花がバス停でバスを待っていた。
海堂は親会社の娘であるため、広報の壬生にバスに乗るまで見送ってほしいと言われ仕方なく見送りに来ていた。
そこで海堂から花が葦人のことを応援している理由があの人のプレーにそっくりだからですよね、その気持ち私にもわかりますと言いかけたところで福田監督が登場する。
福田監督がくると海堂は照れており、海堂は福田監督に憧れていることがわかり、花が海堂を苦手と思っているのが福田監督に憧れがあるためだと思いだす。
そこに月島が走ってやってきて福田監督から葦人に言ってほしいことがあると
そこには望コーチから止めて蹴ると言う基本をしっかりすることだと言われた葦人が一人で夜通しやりそうな勢いで練習しており、それを止めるために福田監督が呼ばれた。
葦人は覚悟を決めるためにユース入団後一週間たって兄に電話し、3年間でユースにいくらかかるか聞くと年間30万かかることを知る。
それを聞いた葦人は3年以内に返すと兄にいうと横にいた母親が気負うんじゃないよといい電話を切る。
夜1人で練習中にこの一週間望コーチに言われた止めて蹴るを練習しているが、ユースの練習でパス回しでさえ足を引っ張ってしまい一向に上手くならない自分に腹を立てていた。
そこにセレクション仲間の橘と大友が葦人のために参加してくれることとなった。
葦人が愛媛をたち12日がたった練習中、夜練のしすぎでバテている葦人に望コーチから説教され、さらに消灯時間をすぎて寮に帰ってきているという報告があったと言われる。
そこで同室の冨樫に望コーチが聞くが冨樫は寝ているから知らないといいなんとか最悪の事態を免れることとなる。
その後練習の休憩中に先輩の平から最近止めて蹴るがまともになってきたなと褒められ、さらに同室の冨樫が自己流で技術を身につけていることからアドバイスをもらうといいと教えてくれた。
その日の夜、怒られたこともあってか3人での練習を控えるといい部屋に戻り、1人で少し練習しに行こうとすると富樫から今日の練習俺が付き合ってやると言われ2人で練習することになる。
冨樫に教えてもらう葦人は冨樫の抽象的なアドバイスの意味がわからず、冨樫と口論になり手本をみしてくれといきなりボールを蹴るが冨樫は見事なトラップとその後のポールに蹴って当てるという手本を見せた。
その手本を見て葦人は何かに気づき次の日のパスだけのミニゲームでついに答えに辿り着く。
止めて蹴るの目的が次のプレーのためにどこに止めるのか考えて止めることで次のプレーをスムーズに行うことであった。
それに気づいた葦人は練習で止めて蹴るができるようになり、一つレベルアップした姿を見せる。
この姿を見た望コーチが葦人にサッカーを教えようといい4巻が終わる。