[361話]トラウマ
CBのオブシダンにパスが入った瞬間に高杉がハイプレスしにいく。
しかしオブシダンはしてはいけないとされるプレーをせず、あっさり高杉のプレスをかいくぐる。
フリーであったサイドのジャカにまでパスがつながるが葦人が戻ってきていた。
しかし一瞬の加速で振り切られてしまい阿久津がカバーに来て潰すも
ルーズボールをPA内でガトーに拾われてしまい、冨樫をかわしシノにラストパスを出して難なく決め
前半32分にバルサが先制する。
[362話]折れぬエスペリオン
先制されたエスペリオンは意気消沈仕掛けるが福田監督が檄を飛ばす。
チャレンジが良かったぞ、まだまだやり続けろとうとその言葉にのりベンチ組が声を出し声援を送る。
声援を受けたプレーヤーたちはやる気を出しており、特に高杉はプレスのタイミングをミスったが次は仕留めれると自信を持っていた。
そんな中葦人はガトーにトリポネを重ね合わせフィジカルモンスターに敗れた過去を取り返しにいく決意をしていた。
試合が再開し、バルサの選手はエスペリオンのハイプレスの正体が気になりながらプレーしていた。
[363話]バルサに教わる
スタンドでバルサ戦をみていたサントスのエドウィンとレアルのアルバイオとレらがデミアンのいないバルサは迫力に欠けけており
エスペリオンの方が面白いと言っていた。
試合はバルサがボールを握るもあまり攻めず、凛がプレスにいくも高杉が止め、バルサの選手たちはエスペリオンが何をしたいかわからず
嫌な雰囲気を感じながら40分台に突入する。
しかしそんな中ジャカは自信満々で俺にボールをよこせといいパスを受ける。
ジャカにマークをつく葦人はこいとガトーを挑発し、絶妙な距離感でガトーにつく。
葦人はジャカを中に入らせないようにしフィジカルで勝てないため中に入れさせないようにだけしているようであった。
痺れを切らしたジャカが縦に突破しようとすると葦人が動き出しをコンマ1秒早く動き出し並走する前にジャカを潰していく。
[364話]Telepathy(テレパシー)
バルサのフィジカルモンスターを封じ込めることで過去にトリポネに植え付けられたトラウマを乗り越え要としている葦人。
凛に指さされ葦人は阿久津の方をみる。
言葉は交わさなくても何かをしよとしているようである。
試合はアディショナルタイムに入り、バルサはジャカ中心に攻め、食らいつく葦人。
しかし一瞬緩んだのかジャカが中にきり込むチャンスが訪れ切り込んでいくがそこには阿久津が待ち構えており、
二人でジャカを挟み込みジャカからボールを奪い取る。
二人でアイコンタクトをしていたのはジャカに罠をかけて奪い取ることを考えていた。
[365話]ヘッド・ダウン
前半終了間際に再びオブシダンにボールが入ると高杉が秘策の一つであるハイプレスを仕掛ける。
完璧なタイミングで仕掛けたためオブシダンが焦って足元のボールを確認してしまう。
福田監督はオブシダンがヘッドダウンしてパスコースが狭くなり、パスにずれを出させることを目的に高杉にスイッチャーの役目をさせていた。
予想通りにパスが乱れ、GKまで戻すことになる。
GKは冷静にハイプレスされて開いたスペースにパスを出そうと考えるも、栗林や桐木がマークにつきプレスがハマっていく。
なんとかユーリからガトーに繋がるもCBの冨樫がポジション関係なくつめ大きなリスクを背負って奪い切る。
エスペリオンの秘策がオールコート・マンツーマンであったことがここで判明する。
冨樫が奪ったボールを凛に出し、情報が何もない凛胴をどうやって止めるかバルサの選手が迷っている中、凛胴は駆け上がっていく。
前半終了間際にオールコート・マンツーマンが発動し、勝負をかけた。
[366話]止めてみな
場面は月島が望や福田監督に凛胴を使ってほしいとユースのグランドで話している。
月島が自らそういうことが珍しいと望がいうと月島が望がオファーを受けておりエスペリオンを離れるかもしれないという事実がわかった。
そこで指導者として成長したい月島が凛胴を推薦しており、福田監督がなぜ凛胴なのかを問うと
勘というそれだけの理由であった。
そんな凛胴はサイドをドリブルで駆け上がり、PAに侵入していくがDFに引っ掛かってしまう。
しかし桐木が拾いカットインしPA外からシュートを放つもGKがキャッチできるコースに飛んでしまうが
GKの目の前で栗林がヒールでコースを変えGKは一歩も動けないゴールを決め同点に追いつく。
[367話]手招く栗林
栗林のヒールで追いつき、会場は盛り上がる。
オールコート・マンツーマンを成功させ福田監督の采配が的中した。
バルサの選手は苛立つものもいればミスをし落ち込むものもいた。
そんな中栗林はベンチにいるデミアン・カントに向かって出てこいと手招きで挑発する。
それをみたデミアン・カントは不敵な笑みを浮かべていた。
バルサと対等にやりあえていると実感するなか前半終了。
[368話]希望溢れるエスペリオン
前半を終えて立派な戦いをしているエスペリオンに対しスタンディングオーベーションで会場が出迎える。
葦人はあと10分あればバルサが潰せたと感じていた。
ロッカールに入ると盛り上がっており、後半から黒田に変わり大友が予定通り入ることとなる。
葦人や桐木などがバルサに勝てるといい雰囲気だが栗林、阿久津、福田監督は少し心配事があるような面持ちであった。
福田監督としては同点に追いつくのが少し早いと感じていたようであった。
バルサ側は重苦しい雰囲気でロッカールームに引き上げており、冴島は苛立っていた。
バルサは後半からデミアン・カントとスザク・クオリィッチの二人のFWを投入することとなる。