『マイナーなジャンルの漫画だから何が面白いのかわからない』
『試し読み部分は面白かったけど最後まで読んで後悔した』
そんな思いをした方も多のではないでしょうか?
そんな思いをなるべく取り除けるように漫画が大好きで正直何タイトルの漫画を読んだか数えきれない筆者が実際に読んだ漫画のレビューを伝えるために書きました。
今回は高橋葉介先生が描くホラー漫画『ストリィ・テラー』のレビューを書きました。
皆さんの参考にしていただきたいと思います。
ストーリィ・テラー
月間テラァ・ストーリィの女性雑誌記者九鬼 奇句子(くき きくこ)は他人の記憶に「介入」することができる。
九鬼 奇句子に取材されている人は奇妙な出来事の記憶を抱えていた。
奇妙な出来事はグリム童話やアンデルセン童話を元にした話で九鬼 奇句子が記憶に「介入」することで取材された人は窮地を脱出することができる話となっています。
- 収録話
- 赤ずきん
- ヘンゼルとグレーテル
- ラプンツェル
- ハーメルンの笛吹き
- 眠れる森の美女
- シンデレラ
- 夏の庭、冬の庭
- 白雪姫
- 長靴をはいた猫
- 青ひげ
- オオカミと7匹の子ヤギ
- 漁師とおかみさん
- ろくろくび Another Story
全13話におはなしの原典とあとがきが収録されています。
ストーリィ・テラーの面白いポイント
不思議な体験の改変
九鬼 奇句子は他人の記憶に「介入」することができます。
奇句子に取材された人は過去にほの暗い闇を抱えており危険な目に遭っています。
話の内容は基本的に取材された人が化物や霊に襲われたり生気を奪われたりしそうになり九死に一生な場面となっています。
そんな九死に一生な場面に奇句子が記憶の中に「介入」することで取材されている人を助けることで取材が成立しています。
毎回どのように記憶に「介入」し助けることができるのか注目です。
聞き覚えのある童話を高橋ワールドに
ストーリィ・テラーでは赤ずきんやラプンツェル、シンデレラなど聞き覚えのある童話を高橋先生風にホラー感満載の話になっています。
赤ずきんではオオカミではなく巨大な魔女のような化け物であったり、ラプンツェルでは塔の上にいる美女の正体が蜘蛛の化け物などホラー仕様になっています。
有名な童話がホラー話に変わっておりオチや話のあらすじが分かっていてもハラハラする展開になっており高橋ワールドが全開の作品となっています。
エッチな話も
ストーリィ・テラーはエッチな描写も多くなっています。
眠れる森の美女では若い女性が屋敷の意識のない一人息子の世話をしていくのですが夜になると夢で女性が一人息子に犯される夢を見続けます。
夢の中で女性の裸が出てくるエッチな描写が出てきます。
また他の話でも女性の裸がよく出てきており作者曰く裸を美しく書くことを心がけたというように美しい曲線のある女性の裸が出てきます。
まとめ
童話を元にした不思議な体験を雑誌記者の九鬼 奇句子(くき きくこ)が記憶に「介入」しながらインタビュアーを助けていく話のストーリィ・テラー
聞き覚えのある童話がホラーになっていたり、ちょっとテッチなシーンもありとても読みやすく面白い作品となっています。
そんな「ストーリィ・テラー」を読む方法としては電子書籍がおすすめです。
ホラー漫画は店頭には置いているコーナーが少なかったり、電子書籍の流行で漫画自体を取り扱っている店舗も減ってきているのでスマートフォンやタブレットで今すぐ読める電子書籍はおすすめです。
電子書籍でのはebook JapanかKindleが使いやすくおすすめです。