ホラー系 完結

妖怪ホラー「もののけ草紙」のレビュー!!

『マイナーなジャンルの漫画だから何が面白いのかわからない』

『試し読み部分は面白かったけど最後まで読んで後悔した』

そんな思いをした方も多のではないでしょうか?

そんな思いをなるべく取り除けるように漫画が大好きで正直何タイトルの漫画を読んだか数えきれない筆者が実際に読んだ漫画のレビューを伝えるために書きました。

今回は高橋葉介先生が描くホラー漫画『もののけ草紙』のレビューを書きました。

皆さんの参考にしていただきたいと思います。

もののけ草紙のレビュー

出典:Amazon公式

「もののけ草紙」は手の目と小兎(シャオツー)の二人を中心に戦前・戦中・戦後を超えて奇妙な事件や妖怪たちと関わっていく話となっています。

笑えるホラー話から恐怖する話、切なくなる話までバラエティ豊かで読んでいて飽きずに一気に最後まで読める内容となっています。

  • 登場人物
    • 手の目・・・本作の主人公。右の手のひらに目の刺青が入っており酒の席を取りもつ芸人。目の刺青のおかげで先見(占いのように先を見通せる)や千里眼の能力を持っており奇妙な事件の解決や妖怪退治に役立つ。
    • 小兎(シャオツー)・・・元々は王(ワン)という賭場のオーナーの手下。ある時手の目に賭け事で敗れた王が金を取り戻すべく小兎を送り込むが返り討ちにあう。そこから手の目に惚れ込み押しかけ弟子になった少女。

個人的おすすめポイント

出典:Amazon公式

スカッとするホラー話が多い

「もののけ草紙」では手の目が強いため奇妙な事件や妖怪退治する時のオチがスカッとするものが多いです。

ある話では船の船頭が手の目を襲うために大量のカッパを呼び出しますが実はそのカッパたちは船頭に船から突き落とされ利用されていたのを手の目が能力を使い目覚めさせ悪い船頭に仕返しするなどスカッとする話が多いです。

戦争にまつわる話は思わず感情移入してしまう

戦争にまつわる話は胸が苦しくなる話が多く思わず感情移入してしまます。

戦争に向かった先で瀕死の重傷を受けた青年は看護婦に化けた妖怪から体をもらい生き延びて恋人が待っている日本に帰ってきますが次第に体が妖怪へと変わっていくのが分かってしまい最後妖怪の元へ行くか人間界に残るかという決断に迫られて…

最後はとても悲しい結末を迎えてしまいます。

戦争にまつわる話は戦争に向かった先で亡くなったり、日本の戦地で多くの亡骸の上で手の目とその登場人物が関わる話はとても切なくなってしまいます。

非存在街(ありえないまち)シリーズが面白い

非存在街(ありえないまち)は第四巻で登場する話です。

非存在街(ありえないまち)は戦争によってあちらの世界(妖怪や幽霊がいる世界)と人間界の境界が無くなったことにより妖怪も人間も行き来できてしまうという設定になっています。

非存在街(ありえないまち)には小兎の元にきた依頼人の初恋の人や子供が現れます。

初恋の人や子供に会うために小兎に非存在街(ありえないまち)に向かう依頼人が最後迎える結末はバットエンドからハッピーエンドまで様々でとても面白いシリーズとなっています。

まとめ

出典:Amazon公式

「もののけ草紙」は手の目と小兎(シャオツー)の二人を中心に戦前・戦中・戦後を超えて奇妙な事件や妖怪たちと関わっていく話で手の目の活躍や弟子の小兎が活躍する妖怪ホラー漫画となっています。

また読む方法としては電子書籍がおすすめです。

ホラー漫画は店頭には置いているコーナーが少なかったり電子書籍の流行で漫画自体を取り扱っている店舗も減ってきているのでスマートフォンやタブレットで今すぐ読める電子書籍はおすすめです。

電子書籍でのはebook JapanKindleが使いやすくおすすめです。

  • この記事を書いた人

zakimaru

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