『マイナーなジャンルの漫画だから何が面白いのかわからない』
『試し読み部分は面白かったけど最後まで読んで後悔した』
そんな思いをした方も多のではないでしょうか?
そんな思いをなるべく取り除けるように漫画が大好きで正直何タイトルの漫画を読んだか数えきれない筆者が実際に読んだ漫画のレビューを伝えるために書きました。
今回は高橋葉介先生が描くホラー漫画『怪談少年』のレビューを書きました。
皆さんの参考にしていただきたいと思います。
あらすじ
目が一つで角が一本生えており不義をおかした母の子として生まれた少年の無天(むてんは)日常的に怪異が見えていた。
そんな無天を母がある日優れた霊能力者である無明(むみょう)の元へ預けたところから物語は始まる。
無明の元へは様々な怪異を祓う依頼や敵が無明に向けて怪異を送り込んできていた。
そんな奇々怪々な日常に放り込まれた無天に修行をつけ無天の成長を描きながら無天の知られざる出生の秘密が明かされていく…
「師匠と弟子」の注目ポイント
無天(弟子)の成長
無明に預けられた当初の無天は普通の人には見えない怪異が見えるだけで霊能力の素質はあるが扱えずそして精神的に幼かった少年であった無天。
そんな無天を育てるべく無明は霊能力の手伝いや人としての考え方などを教えていきます。
無明は多くを語らないが背中を見せて育てるタイプですが言葉にして伝えるときは言葉にするなどして無天へ伝えていきます。
また霊能力に関しては依頼を見学させたりや修行させたり、手伝わせることで次第に力が使えるようになっていきます。
物語の最終盤では霊能力的、精神的に強くなった無天の姿には思わず「こんなに成長したんだなあ〜」と実感させられます。
無天家の家族間の感情
無天家の家族構成は父、母、姉、無天という家族構成で一見普通に見えますが無天の父親は異なっており初めは父親に関しては何も情報がありません。
父と姉は無天のことをよく思っておらず特に姉は無天をひどく嫌っており、様々な意地悪をしてくるほどです。
あるときは姉に降りかかった怪異を無天に押し付けたり、無天を殺害するべく敵に依頼するほどです。
母も初めの方は無天を邪魔な存在かのような扱いをしていますが実は…
また最終盤に明かされる無天の父親の存在も誰なのか…
熱い師弟愛
無天と無明はとてもいい師弟関係となっています。
突然預けられた少年無天を師匠の無明は快く受け入れ無天が成長できるように多くのことを依頼の手伝いや修行しながら教えていきます。
また弟子が怪異に巻き込まれ困った際は必ず救いの手を差し伸べて無天を助けてくれます。
ある話では無天が敵に敗れ悪意を取り憑かせられてしまいますが無天はそれを追い払うだけでなく敵を懲らしめに行ってくれるなどとても弟子思いの師匠です。
無明と無天の師弟関係には注目です。
まとめ
『師匠と弟子』は二人の周りの奇々怪々な話を軸にしながら師弟関係や無天の成長に心を動かされたりするハートフルホラー系漫画となっています。
上下2巻と一時間ほどあれば読める作品となっています。
また読む方法としては電子書籍がおすすめです。
ホラー漫画は店頭には置いているコーナーが少なかったり、電子書籍の流行で漫画自体を取り扱っている店舗も減ってきているのでスマートフォンやタブレットで今すぐ読める電子書籍はおすすめです。
電子書籍でのはebook JapanかKindleが使いやすくおすすめです。