『マイナーなジャンルの漫画だから何が面白いのかわからない』
『試し読み部分は面白かったけど最後まで読んで後悔した』
そんな思いをした方も多のではないでしょうか？
そんな思いをなるべく取り除けるように漫画が大好きで正直何タイトルの漫画を読んだか数えきれない筆者が実際に読んだ漫画のレビューを伝えるために書きました。
今回は犬木加奈子先生が描く学園系ホラー漫画『不思議のたたりちゃん』のレビューを書きました。
皆さんの参考にしていただきたいと思います。
「不思議のたたりちゃん」
あらすじ
「たたりちゃん」こと神野 多々里(かみの たたり)は根暗で人付き合いが苦手で見た目も不気味だが根は優しい女の子。
そんな性格や見た目のため友達がおらずクラス中で嫌われており毎回同じクラスの子数人からひどい時はクラス全員からいじめのターゲットにされてしまいます。
いじめられた多々里は最後怒って「たたりだ〜たたりがあ〜るぞ」と言いいじめた子たちに物語に関係する内容のたたりを与え成敗します。
子供の残酷な部分が描かれた学園系オカルトホラー漫画となっています。
登場人物
- 神野 多々里•・・主人公。根暗で人付き合いが苦手で見た目も左目が隠れており不気味な女の子。たたりが使えるなど特殊なパワーを持っている。
- 田村よしこ・・・多々里をいじめていたがのちに多々里の親友となる。しっかり者で世話焼き。新不思議なたたりちゃんではたたりを裏切る。
- 乃呂井カケル・・・陰気で自己中心的な性格。呪いを扱えるもう一人の人物。実はたたりのことが好き？？
その他にも毎回いじめっ子の主格となる性格が悪いキャラがたくさん登場します。
作品情報
初では1991年現在は連載終了しており全7巻となっています。
犬木 加奈子先生による少女漫画で講談社「少女フレンド」でフレンドKCから出ています。
実写映画化もしており2000年７月に東映系で『フシギのたたりちゃん』のタイトルで公開されています。
主演は大平奈津美で犬木加奈子先生自身も先生役で出演しています。
「不思議のたたりちゃん」のここが面白い
たたりちゃんによる「スカッ」とするたたり
たたりちゃんは毎回言いがかりに近いことからいじめられてしまいます。
教室に入ってきた青虫を男子が殺そうとするのをたたりちゃんが止めて逃しただけでクラス中から気味悪がられていじめられてしまします。
いじめっ子たちはたたりちゃんの教科書や靴の中、そして給食の中へ入れてしまうという青虫とたたりちゃんに対してひどい仕打ちをおこなってしまいます。
そんなひどい仕打ちに対してたたりちゃんは怒りたたりを決行します。
たたりを受けた子たちは悪夢や自分が青虫に変わってしまうような幻覚を見て成敗される姿を見ると心が「スカッ」します。
敵？？乃呂井カケルとたたりちゃんの関係
同じ学校にたたりちゃんと似たような不思議な力が使える乃呂井カケル。
優しい多々里のお仕置きに対して甘いと感じており、自身が扱う力でいじめっ子に酷い制裁を加えている。
多々里に学校を支配しようと協力を持ちかけるが断られ多々里を襲うが返り討ちにあう。
作中で多々里以外に唯一不思議な力が使え敵みたいな振る舞いをおこなっていますが実は多々里のことが気になっており密かに恋をしている描写があります。
いじめという悪いことには罰があると教えてくれる
この作品ではいじめと言う子供の残酷な部分が描かれています。
いじめは悪いことでありよく社会問題となっており決して許されることではありません。
いじめを行うとたたりが起きていじめっ子たちに制裁が加えられます。
「不思議のたたりちゃん」ではいじめには罰があるためいじめはいけない事だと教えてくれる側面もあるのではないかと考えさせられます。
まとめ
『不思議のたたりちゃん』は毎回誰かにいじめられる多々里がいじめっ子たちに不思議な力でたたりをお見舞いし制裁を加える話となっています。
物語の前半はかわいそうな多々里に感情移入してしまうため後半のたたりの部分ではより気持ちが「スカッと」します。
少女漫画雑誌で連載されていたため怖さや気味の悪さはそこまでない為どなたでも気軽に読める学園系ホラー漫画となっています。
ホラー漫画は店頭には置いているコーナーが少なかったり、電子書籍の流行で漫画自体を取り扱っている店舗も減ってきているのでスマートフォンやタブレットで今すぐ読める電子書籍はおすすめです。
電子書籍でのはebook JapanかKindleが使いやすくおすすめです。
