エスペリオンユースBがリーグ戦で連敗
葦人がDF転向して一月が過ぎており、その間にエスペリオンユースBが東京都リーグで4連敗してしまう。
その間攻撃陣は一点も取れておらずさらに降格圏に入ってしまう。
そして2節後は現在首位で橘の古巣の武蔵野ユース戦を控えており、最悪なムードであった。
そんな状況の中、葦人たちは景気づけに武蔵野周辺にお好み焼きを食べにくことになり、橘は地元に帰りたくないため断るが無理やり連れていかれることに。
武蔵野あたりに着くとそこにセレクションを受けていた中野と金田に会う。
中野と金田はセレクション後声をかけられ武蔵野ユースに入団していた。
金田はセレクションに落ちたことを葦人のせいにしており、逆恨みをしていた。
それを橘が忠告すると、現在リーグ戦で7ゴール奪っており、橘を煽り、さらに葦人に向かってFW失敗の烙印を押されたことについても煽る。
しかし葦人が金田に向かってお前は間違っている、大友や橘はすごい、実力がないなんて見る目がないと反論する。
それに金田が反論し、葦人とマッチアップできる可能性がありそこで叩き潰すといい去っていく。
中野が変わりに謝って、中野もさっていく。
葦人がDFでの初出場が決まる
首位の武蔵野戦の前の大事な試合で望コーチは葦人をスタメン出場させることを決める。
そのことに対して他のコーチたちは不安をのぞかせていたが望コーチの決断は変わらない。
スタメンが選手に伝えられると義経の実戦復帰で攻撃力が上がることを喜ぶも何人かは葦人のスタメンに懐疑的な意見も見られた。
試合前の2時間前に葦人は外周しており、他の選手たちが心配するほど走っており、海堂に止められランニングをやめる葦人。
葦人は久しぶりの出場でテンションが上がっており、SBでも試合に出られることを嬉しがっていたため走っているようだった。
前半のハイライト
そして試合が始まる。
エスペリオンは攻撃的布陣だがDF陣に対してまずは守備を大事にするように言われる。
開始10分程度で葦人の守備が下手だと見抜かれて、葦人は簡単に振り切られ左サイドを攻められセンタリングを何度も上げられてしまう。
ギリギリで防ぐも多摩大のペースで進む。
葦人は花の声援で落ち着くと大友をコーチングしスペースを消してインターセプトする。
葦人は得意の視野を使ってスペースを埋め、相手に決まったところにパスを出させるようにコントロールしていた。
葦人は守備で大事なのはスペースを潰すことだと気づくがカウンターを食らった際に一人で自分が考える、使われたくないスペースを潰しに行くが裏を取られ決定機をつくられてしまうがGKがセーブする。
接触プレーがあったため一度プレーが止まった時にコーチが成功した時と失敗した時の状況を葦人に考えさせることで「周りを使うこと」でスペースを消せることを気づかせる。
プレー再開後に義経が個人技で突破し格の違いを見せつけてゴールを奪いエスペリオンが前半36分に先制。
そのまま前半は終了する。
後半ハイライト
多摩大は義経対策でシステムを変更する。
後半開始早々多摩大がカウンターで攻めると攻め上がっていた冨樫が戻りきれずさらに前半に足を痛めた一色が動けず大ピンチに。
CBの竹島と相手選手が1対1になりそうになるが冨樫が必死で追いかけ、二人で挟み込めそうになるも
冨樫と竹島は声を掛け合わず冨樫は「挟み込み奪うつもり」で竹島は「冨樫に任せるつもり」と意思疎通ができておらずお見合いして相手FWが抜け出し多摩大が同点に追いつく。
同点に追いつかれたエスペリオンは一色に変えDFの沼津を入れ、竹島・清水・沼津の3CBに変え葦人と冨樫をWBにしたシステムに変更する。
葦人と冨樫は上がることを指示される。
葦人は上がり大友と義経の3人でトライアングルを作り、左サイドから攻め大友がPA手前に切り込みシュートを放つもGKがセーブ。
セーブしたボールをクリアするもミスキックとなり葦人の元へボールがくる。
葦人はボールが来るまでにダイレクトで撃つかフリーの橘にパスをするか、一度横に出すかの選択肢が思いつくが選択したのは・・・
3つの選択肢ではなく冨樫へのクロスを選択し、冨樫がヘディングでゴールを決めエスペリオンが67分に勝ち越しゴール。
葦人が冨樫へのパスを選んだ理由は勘で1番ゴールに近いと感じたからであった。
そのままエスペリオンはリードを守り切り久しぶりの勝利を手にする。
葦人は勝ち越しゴールを奪ったあとは攻守のバランスが崩れ無駄走りをし、体力だけ消耗し活躍できなかった。
だが福田監督に褒められ、冨樫に出したラストパスの時なぜシュートを撃たなかったかを聞かれる。
葦人はFWに戻りたいはずなのにあの場面でシュートを撃たなかったのを疑問に思い戸惑っていた。
すると福田監督から悩んでサッカーをするな、今のままでは武蔵野に勝てないが、葦人の働き次第でAにあげると言われる。
その後大友が駆け寄ってきて今日の勝利を分かち合い、橘が次の試合に出さないでほしいと言うのを聞き古巣戦の前に自信を失っていることを聞かされ
記者の金子が次の武蔵野戦を観にいくのを聞き、葦人たちも武蔵野戦を観にいくことを決めて終了する。