DF転向を告げられ絶望する葦人
葦人が福田監督から次の練習で本格的にDF転向するように言われる。
それにたいして葦人は活躍したのになぜDFになるのか納得いかないという。
福田監督からはFWでは頑張っても高校選手権レベルが限界、足元にボールが収まらにこと、アジリティがないことで
FWには向いてないと説明される。
さらに初めて会った時からSBで育成するつもりだったと言われる。
葦人は怒り狂って反論するが監督から嫌ならやめろと言われ葦人はそのまま寮を出ていき門限近くなっても帰宅していない。
その頃寮では戻ってこない葦人を探しに冨樫や大友、橘、朝利などが探しにいく。
葦人はバス停に座り込んでおり、花が葦人を見つけご飯を食べてない葦人に食堂で手料理を振る舞うことに。
料理を振舞ってもらうが食欲がないといい拒否すると花が葦人の母に電話をかける。
葦人は母親の声を聞くも何も話せずいると母が察して、気負わなくていいいよ、ダメだったら帰ってきなと一方的に話すと葦人は何もない、心配いらんよと返し、気持ちが楽になった葦人。
そして寮に帰ると心配した一年生が出迎えてくれた。
そこに阿久津がやってきて葦人に向かってDF転向して惨めだなと煽ると葦人は拳を握り阿久津に近づきDFを教えてくださいと頭を下げる。
その後部屋に戻った葦人は冨樫と朝利からDFの「絞る」についての基本を教わる。
DF転向後初めての練習
DFに転向しての初めての練習は軽いミニゲームであり、葦人はBの左SBで出ることになった。
葦人はDFをやりたくない気持ちを抑えて、やれることをやってFWに戻るつもりの様子。
そして葦人たちの出番になり、葦人がSBの位置につくと今までと比べて違う光景に驚き、全部見渡せる位置だなと感心していた。
するとコンビを組む竹島に話しかけられ、何をしたらいいかと聞くととりあえず「絞る」をやってくれたらいいと言われる。
気合を入れてゲームに臨むも、ゴールが遠く驚く、攻めあがろうとすると竹島に止められて驚く葦人。
竹島から逆のSBが上がっている時は上がってはいけないこと、その場合は中央に「絞る」ことをしろと説明される。
攻守が切り替わり、相手が攻めてくると葦人のサイドを狙ってきて葦人は自分なりに「絞る」も竹島から「絞れ」と言われてしまう。
竹島からは攻撃と守備での危機感の違いがわかっていない、お前の後ろには誰もいないと唱えておけと言われさらに冨樫からも「絞れ」ていないと言われる。
その後ついに葦人にボールが渡り攻めあがろうとするも、逆サイドのSBが上がってないかを確認している間に相手に詰められ、ボールを奪われカウンターをくらい失点してしまう。
葦人はSBでなれない守備に加えて、攻撃参加も自由にできないことから怒り狂っていた。
そして心の中で何度もここは俺の場所じゃないといい集中しきれないなか、冨樫や大友が必死で守る姿を見て切り替えることができた。
そこから相手のコーナーキックを落下地点目指し、一直線で走っていきクリアし葦人の能力が垣間見えたところで練習が終わる。
練習後反省していた葦人に向かって竹島から「絞る」はサイドで数滴振りを作っても中央を固めることが重要だと言うことと、最後のプレーは視野が広くて良かったと褒められる。
さらに栗林のプレーを見直すとより生かされるようになるとアドバイスももらう。
場面は変わり冨樫と遊馬に杏里が葦人の能力にいち早く気づいていたこと、その能力を生かすのになぜSBなのかを問う。
冨樫がなぜそんなことを聞くのかと問うと海堂は将来監督になりたいと答える。
すると冨樫は街道の意見が聞きたいと言うと海堂は視野を生かすならトップ下、ボランチが良いのではというと冨樫が勿体無いかという。
海堂が無意識に中央が偉く、SBはあくまで補佐役だと考えていると指摘する。
そして冨樫と遊馬は答えはわからないが福田監督が葦人を司令塔として育てたいと考えているのではないかと2人の考えは一致していた。
葦人が杏里から言われた課題に気づく
葦人は栗林の試合中の映像を見直しているとあることに気づく。
気づいた葦人はコーチたちに栗林のプレー映像がのっているものを全てくれといい分析する。
そして3日後の練習で実践しようとするもまだうまくできない様子であった。
葦人は栗林のプレーから首振りの回数がかなり多いことに気づき、取り入れようと練習していた。
すると一瞬だがうまくいき葦人の能力の片鱗が見られるパスが大友に通ったところでその日の練習が終了する。
練習終了後に次節のスタメン発表があったが葦人はDF転向したばかりで当然のようにスタメン落ちでベンチに座っていた。
そこに海堂がやってきて話しかけられると葦人は首振りがどうやったら完璧に身につくかと問う。
海堂はリフティングしながら首振りをし、周りにあるものを注視することで身につくとアドバイスを送る。
葦人はそのリフティングを一万回やるわといい練習を始め、首振りを身につけたら自身が成長できることを感じとっていた。
ここで7巻は終了。