成京高校戦は葦人がエスペリオンユースに入団して迎える初めての試合となっています。
エスペリオンユースでプロを目指す葦人にとって重要な一戦となり
ここからどのように成長していくのかの足がかりとなる試合。
しかし試合が始めるまでに多くの問題を抱えながら試合に挑むこととなっています。
果たして葦人は解決できるのか?試合の結果はどうなるのか??
それでは試合前の葦人が抱える問題から解説していくね!
試合前の青井 葦人の様子について
葦人はエスペリオンユースに入団し始めての練習でミニゲームを行い開始早々にゴールを決めるがそれ以降は朝利に1対1で止められ、個人戦術の理解度が1番低く、パスがもらえなくなりゲームに参加しながらはぶかれてしまう。
足元の技術も低く、基本の止めて蹴るができず練習で足を引っ張ってしまうが特訓と冨樫のアドバイスである程度できるようになる。
そこからついにAチームが小合宿から帰ってき、Aチームに合わせた練習が始まる。
試合形式の練習だが11人対21人という特殊な形式の試合であり、まずはAチームが21人ではじめるとBはなすすべなく大量失点する。
今度はBが21人になるがBチームは何故か攻めることができずいきなり失点する。
そこで葦人が「サッカーをやろう」と言い朝利も賛成する。
しかし葦人は「サッカーをする」ことが理解できておらず朝利と黒田が「当たり前のことができていない」と葦人に対して怒り、コーチになぜ怒られたかを見つけることが課題と言われる。
その後話し合いを行うも解決せずさらに険悪になり成京高校戦を迎える。
スターティングメンバー
前半のハイライト
葦人は左WGでスタメンとなるが事前にこの試合で課題を克服できなければ今後3ヶ月は使わないと言われる。
エスペリオンは意志の疎通が取れずパスが通らなかったりして苦しむ。
さらにクリアするボールを葦人・黒田・朝利でお見合いして相手に拾われ失点してまう。
エスペリオンは前半35分で3失点してしまう。
ハーフタイム
ロッカールームで言い争いが行われ、平が左の3人を変えてくれとコーチにいうが交代はCBの一色に変えて冨樫を投入する。
冨樫が昇格組に嫌味を言うが葦人が怒るなど最悪の状態で後半へ入る。
後半のハイライト
成京高校は守備を固めるためシックスバックにシステムを変更する。
葦人が「ライン」という言葉に引っかかり課題について掴みかけるがまだはっきりはしていない。
エスペリオンは焦りから少しプレーが荒くなり、成京高校は時間稼ぎを行い時間が過ぎ後半30分にさしかかる。
その中で葦人は朝利と黒田が常に一定の距離感を持ってついてきていることに気づく。
朝利がボールを持った時にどこにいて欲しいか考えた葦人はいて欲しい位置でパスをもらい黒田を左サイドに抜け出させるパスを咄嗟に出す。
このプレーでついに葦人が課題について理解し、左サイドの3人でパス交換をはじめペナルティエリア手前でパスを受けた葦人が裏に抜け出した朝利にパスを出し冷静に決め後半31分に一点返す。
さらにリスタート後すぐに左サイドを葦人・黒田・朝利の3人で崩し、朝利のマイナスのパスを黒田が決める。
葦人が出された課題の答えは『サッカーの基本はトライアングル』という少なくとも3人でボールを運ぶことであった。
今まで一人でサッカーしてきた葦人が考えたこともない事でサッカー観をかえ真のエスペリオンユースの選手になった瞬間であった。
再び左サイドを3人で崩していき、トライアングルを構成しながら進めていくと、一瞬葦人の目に他の選手の一歩先の動きが写るようになる。
動きがみえた葦人はマークを二人引きつけて中に入り大友がシュートを打てるスペースをあけ朝利のマイナス折り返しからゴールを決め後半43分についに追いつく。
成京はなす術がなく交代を使い時間をかけて引き分けに持ち込もうとするが
最後のプレーで左サイドをケアしながら他の選手を抑えることができず左サイドをえぐられ朝利のクロスから葦人がダイレクトボレーで勝ち越しゴールを決めると同時に試合終了。
(エスペリオン)4ー3(成京高校)
エスペリオンは前半苦しみ3失点するも、葦人・黒田・朝利の3人で連携が取れるようになり左サイドを完全に崩し15分で4点奪い逆転勝利します。
[アオアシ]東京エスペリオン対成京高校戦ハイライト:まとめ
最終スコア
(エスペリオン)4ー3(成京高校)
前半はミスから大量失点するも後半はギリギリで立て直し、Bチームながらエスペリオンユースの底力を見せつける内容となりました。
またこの試合で葦人は『サッカーの基本』について知ることができエスペリオンの選手としての一歩を歩み始めました。