アオアシ35巻ネタバレ351話
センターサークル付近でボールを受けた葦人が持ち上がり、ペナルティエリア右で抜け出していた遊馬にパスを出す。
遊馬はペナルティエリアに侵入するもDFに詰められるも勝負にいくも2人に囲まれたため栗林にパス。
栗林が中に切り込むのに合わせ葦人が抜け出し、シュートを放つ。
しかしDFの足にあたりクリアされカウンターになるが守備陣は葦人の上がりも計算に入れており、阿久津がクリアしカウンターを阻止する。
エスペリオンは葦人が中を駆け上がる形を攻撃の理想型としており、カウンター対策もバッチリであった。
アオアシ35巻ネタバレ352話
相手監督が葦人が考えもなく上がっているのではないことに気づき、栗林と葦人が攻撃時のキーマンであり、いいチームだと考えていた。
葦人が阿久津にシュートが下手なことを怒られており、それに福田監督も同意しており、葦人に上がったら仕留めるか試合を切ってほしいとぼやいていた。
だが福田監督はたくさん失敗して、進化しこのバルサ戦ですら育成だと考えている。
試合は葦人がボールに絡み、中央でゲームメイクをし凛胆が左サイドを駆け上がるもDFに止められてカウンターかと思いきや一足早く危険を察知した葦人がクリアする。
そして前半10分過ぎたあたりでバルサの選手たちが手を上げる行動をとり始める。
アオアシ35巻ネタバレ353話
エスペリオンの選手たちはなぜ手を上げるのか疑問に思っており、大友と橘、葦人はセレクション時の嫌な記憶が蘇っていた。
エスペリオンの選手たちはバルサが中を使うのかを伺っているとバルサは中央を攻める選択肢をとる。
葦人がそれを察知しパスカットしにいくもギリギリで葦人の足先を通り、パスがつながる。
バルサの選手たちはコンマ1秒パスを出すタイミングや受けれるタイミングを修正し、ギアを変えてきた。
これによって中央で面白いようにパスが回っていき、左サイドを抜け出されてしまう。
アオアシ35巻ネタバレ354話
ジャカに切り込まれるも、阿久津が詰めておりシュートコースを切っているがジャカがシュートを放つ。
GKの秋山はコースが読めており、キャッチできると考えるも槇村との電話が頭をよぎる。
槇村に国際試合のアドバイスを聞くために電話しており、槇村はアフリカ系の黒人選手のシュートには気をつけろ「伸びるぞ」と言い電話を切る。
シュートに飛びついた秋山は予想外の伸びとパワーに弾くのが精一杯で手が痺れていた。
コーナーキックは難なくしのぎ葦人にボールが入るも、すぐ囲まれ前に蹴ることしかできずすぐに回収され再びバルサボールとなる。
試合を観ている司馬や葦人はこの修正を束ねている司令塔が誰かを探すもすぐにはわからない様子であった。
しかしパス回しの中心に中盤のガルージャ、ファルコ、シノがいることに気づきこの3人が司令塔であることに気づく。
アオアシ35巻ネタバレ355話
葦人が3人で司令塔をしていることに驚いている。
エスペリオンは攻められラストパスが出されるもギリギリで冨樫がクリアする。
3人の司令塔が試合を支配し、完全にバルサの時間帯。
その3人はまるで全盛期のバルサのイニエスタ、シャビ、ブスケッツをおみい起こさせるかのようなできであり、サッカーIQの高さが窺える。
黒田がボールを奪うもパスっを出す場所がなく、エスペリオンは陣形が乱れバルサの即時奪還にはまってしまう。
そんな中足とは3人の司令塔がなぜ機能してしまうのか疑問に思うが、司馬は育成王国のバルサであるからできることだと分析していた。
バルサのカンテラに入った選手たちはバルサのサッカーに憧れ、厳しい競争の中でバルサのサッカーを追求してきたことで、皆が同じ方向を向いてやってきたため考えにずれが生じないことで3人の司令塔のデメリットである指揮系統の混乱が起きないということであった。
アオアシ35巻ネタバレ356話
試合が始まり20分経ち、その間10分はバルサの時間であり、いつ失点してもおかしくない状況であった。
ポゼッション率は64%対36%で圧倒的なさであった。
さらに阿久津や桐木、高杉、栗林以外はバルサの中盤の3人の完成度の高さに呑まれており実力が発揮できていない状況。
そのことにコーチ人は狙いを持って送り出しているから慌てるような展開ではないけど、点を取られたくないからか実行できていないから福田監督に指示を出すのか問う。
福田監督が立ち上がりかけると黒田のフォローに栗林が行きボールをもらいバルサの選手たちをごぼう抜きし、最後はファールで止められる。
ファールから起きた栗林は俺にボールを回せ、5分ありゃ落ち着くだろという。
アオアシ35巻ネタバレ357話
栗林はボールを受けキープするだけでなく、ドリブルで抜き去りバルサの選手を上回る。
それをみたバルサの選手は栗林を面倒に思い、激しいチャージを仕掛けるも栗林はものともせずチャージの反動を利用し反転しかわしていく。
そこから栗林と桐木の2人でゴール前まで攻めていく、これをみたバルサの監督が栗林のことをバルサにいても違和感がない選手が混じっていると評価する。
アオアシ35巻ネタバレ358話
栗林がゴール前まで運び、遊馬にラストパス出しシュートを放つもキーパーが片手でボールをキャッチする。
それに驚くエスペリオンの選手達だが栗林と桐木の声かけでDFを整える。
会場が栗林と桐木のプレーで盛り上がり、息を吹き返したエスペリオンの選手たちは栗林と桐木中心に中央を攻めていくとバルサが栗林にマンマークで対策しにくると予想されるもバルサはスタイルを変えない。
おかげで栗林と桐木は自由にプレーでき攻めるも、2人だけでは厳しいと栗林が思っているとそこに葦人が加わってくる。
葦人は初体験の世界の舞台ですごいプレーを間近に体験できこの状況を楽しんでおり、2人の輪に加わっていき攻撃に参加する。
アオアシ35巻ネタバレ359話
栗林と桐木に加えて葦人がパス回しに加わり、中央を引っ掻き回す。
バルサは誰がフィニッシャーか見極めて上手くGKの正面に撃たせるかを考えて守備をしていく。
桐木がフィニッシャーになりゴール前に切り込んでいくかに思われたが最後は栗林にパスを出す。
これを受けた栗林がシュートを撃つかに思われたがバルサによまれており、奪われ葦人がいないサイドにカウンターを発動する。
しかし、黒田が防ぎカウンターを阻止。
これをみた福田監督は前半は「あるプラン」を遂行することだけを考えろという。
アオアシ35巻ネタバレ360話
場面が試合前のミーティングに変わり、バルサ戦の前半は「ある作戦」をやるためだけにあると福田監督が言っていた。
この作戦はハマらなけければ目も当てられない結果になるがポゼッションに傾倒するチームを倒すにはこの一手しかないと月島コーチが言う。
それを聞いた遊馬はムボーだがやりたい、面白すぎるという。
栗林や桐木が誰がスイッチャーの存在をするのかと問うと福田監督はある選手を指差しこいつしかいないというと葦人が異論がないと即答。
場面は試合に戻り、拮抗した展開が続き落ち着いていく。
そこでバルサのCBの1人が試合開始からずっと見られていると感じており、その選手にボールが入った瞬間についにある作戦が実行される。
高杉が先陣を切ってCBにプレスに行き、全員が連動して動きエスペリオンの前半の最大の狙いが発動し、35巻が終わる。